でも
どれだけ光を感じても。
私の不安定さが
すぐ
消えるわけではなかった。
C さんとの間にも
色々なことが起こり…。
私はどんどん
追い詰められてしまった
…ようだった。
そして私は
人生で
二度目の自殺を図った。
生きるしかない
病院で意識が戻った時
私は多くの
記憶を失くしてた。
ただ
自殺が
未遂に終わったことは
わかっていて。
「自分は
死ぬことも許されないのか」
と、絶望したことを
今でも覚えている。
一週間ほどで
記憶は戻ったけど。
正確に言うと
「思い出した」…というより
「人から聞いた話を覚えた」
…ような感覚だった。
それまでの
自分の人生が
他人のことのように
感じられて。
妙な感覚だった。
その直後
姉が亡くなった。
その日に私は
家を出た。
ほとんど家出に
近かった。
多分このままここにいたら
本当に壊れる
…というふうに
本能的に感じたんだと思う。
だから。
逃げた…。
そのとき
助けてくれる人たちがいて
私はその人たちを頼った…。
C さんも
一緒に来てくれた。
ふたりで
家には戻らなかったから。
結果的には
駆け落ち…という形になった。
そのことを
思い出すと…。
懺悔したい
気持ちになる。
でも。
あえて
ものすごく
自己中心的な
言い方をするなら。
あれは
私が生き延びるための
唯一の行動だった…。
死ぬことが
許されないなら
生きるしかない。
あのときはそう感じてた。