毎日が夜だった。
闇…
と言えばいいのかもしれない。
でも
このどうしようもない
状態の中で。
突然、一条の光が差した。
自分の状態とは
まるで真逆の曲が
できたのだ。
それが「祈り」だった。
私は
ほとんど無意識に
その曲を書き留めた。
それは、光そのもののような
歌だった。
強烈な光のメッセージが
私の中に響いた。
思えば、あの瞬間が
目に見えない存在たちへの
覚醒のはじまりだった
…のかもしれない。
それまでは
そういったものを
まるで否定していたのに。
それが180度ひっくり返るほど
その曲の光は鮮烈だった。
『祈り』
※DTMアレンジバージョン。
歌詞『祈り』
ゆるやかなメロディの中
君を傷つけまいとした
僕の心が Ah はじけとんだ
君は思ったより なお
とても君らしくて
深い瞳の中で 僕を見た
君よもっと君らしくあれ
もっと愛しき人であれ
大きな翼を背中につけて
自由に羽ばたく鳥となれ
想いを込めて僕は祈る
自然な時間(とき)の中
僕を抱く(いだく) 君の腕(かいな)の
細い指から Ah あふれでる
君は思ったより なお
とても力強くて
深い愛の中で 僕を包んだ
君よもっと君らしくあれ
もっと愛しき人であれ
緑の山を 流れる川を
自由にわたる風となれ
想いを込めて僕は祈る
広がりゆく想いの中
君に触れたほんの少しが
僕の全部に Ah なっていく
君は思ったより なお
とても穏やかに
深い心の中で 微笑んだ
君よもっと君らしくあれ
もっと愛しき人であれ
暗い闇に濁った街を
自由に走る光となれ
想いを込めて僕は祈る
それまでの曲とは
まるで違う曲風の歌だった。
紛れもなく
宇宙からのメッセージだった
…と今なら思う。