…こ…。
これ…。
…これ…。
な…なんだ…よ…。
これ…。
僕はヘッダにスクロールして
もう一度読み返した。
〝もう…動けない〟…。
…〝会うことも…ない〟…。
こ…こんなの…。
…な…んだ…よ…。
がくがくと
身体が震えだす…。
…うそ…だろ…。
なんだよ…。
〝消去〟って…。
…なんだよ…。
〝死〟って…。
〝抹消〟って…なんだよ…!!
わ…わからない…じゃないか…。
…わ…からない…よ…。
こんな…。
…こんなんじゃ…。
…ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ
「っっ…」
その時
PCの警告音が鳴った。
「な…なん…だ…?」
ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
…警告音にしては…長い。
…ぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
…トラブル…?
「…あっ…」
…ぽ…。
ぽ…ぽ…。
が…画面が…。
…ぽ…ぽぽ…。
「こ…これ…なん…?!」
画面の中に
まるで虫食いのような
空白が現れ始めた…。
「な…なんだ…これ…なに…」
空白は
畠さんから受けたメールの
キャラクタを消してゆく。
「な…なんだ…どうなって…」
…ぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
音は
鳴りつづけている…。
空白は増え続け
しだいに活字を
読むことが出来なくなって…。
…ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
「や…やめろ…」
ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
…ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
「…やめろ…」
まるで頭の中にまで
響いて来るような…音感…。
ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
…ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーーっ。
ぴぃぃぃぃぃぃーーーーーー…。
「や…やめろーーっっっ」
ばんっっ。
僕はキーボードに
思い切り手をついた。
ぷちん。
しゅー…。
PCの電源が落ちた…。
な…なんだ…よ…。
…なんだよ…これ…。
なに…。
…畠…さん…。
だっ。
だだだだだっ。
ばんっっ。
僕は部屋を飛び出した。